お酒のアテにも料理にも! かにみその正体と美味しい食べ方を紹介

蟹を食べるときの醍醐味といえばかにみそ。
かにみそとは蟹の何なのか、知らずに食べている人も多いのではないでしょうか。
お酒のアテにしたり料理に取り入れたり、かにみそを美味しく食べる方法は、いろいろとあります。
この記事では、「かにみその正体」などの豆知識から美味しく食べる方法まで、かにみそに詳しくなり、かにみそをより楽しめる情報を紹介します。

目次
  • かにみそとは
    • かにみその正体
    • かにみその特徴
    • かにみそが美味しい蟹
  • かにみその美味しい食べ方
    • そのままで
    • 甲羅焼き
    • パスタ
    • グラタン
    • 炊き込みご飯

蟹の脳ミソだと思われがちなかにみそですが、実際は、脳ミソではありません。
ここでは、かにみその正体や味の特徴について紹介します。

かにみそとは

かにみその正体

かにみそは、その名前や見た目のイメージから、蟹の脳ミソではないかと誤解されることもよくあります。
しかし、かにみその正体は、脳ミソではありません。
蟹には、人間の肝臓や膵臓のような働きをしている中腸腺という組織があります。
中腸腺は消化を助け、栄養分を分解し、蓄えます。
これが、かにみその正体です。つまり、かにみそは、「蟹の内臓」ということになります。

かにみその脂質の量は時期によって変化し、卵巣の成熟前に最大になります。
このときが、かにみそがもっとも美味しい時期です。
逆に、蟹が脱皮をするときには、中腸腺に蓄えられた脂質を消費してしまいます。
そのため、脱皮したばかりの蟹は、かにみその量が少ないのです。
かにみそをたっぷりと味わうためには、脱皮してから時間が経った蟹を選びましょう。
美味しい蟹は、持てばずっしりと重いので、すぐに見分けることができます。

かにみその特徴

ペースト状でトロっとしていて、濃厚な味わいがかにみその魅力です。
一般的に珍味とされ、独特な味や風味、食感を苦手と感じる人もいるものの、スプーンですくって生で食べるなど、好きな人には人気があります。
生だけではなく、加熱したり料理に使ったりしても美味しく味わうことができるので、今までかにみそが苦手だった人は一度試してみてはいかがでしょうか。
知らなかったかにみその美味しさに、出会うことができます。
かにみそは、かにみそだけを瓶詰めにしたものも販売されていますが、新鮮な蟹を一体丸ごと手に入れたほうが、本来の風味が味わえておすすめです。

かにみそは、蟹の内臓のなかで栄養分をためておく組織である中腸腺なので、栄養価がとても高いのも特徴です。
特に、脂肪の燃焼を助けるグリコーゲンやビタミンなどが多く含まれています。
とはいえ、子供に与える場合は少し注意が必要です。
蟹は、アレルギーになりやすい食材であり、かにみそも蟹に含まれています。
そのため、子供に食べさせるのは3歳以降がよいでしょう。

かにみそが美味しい蟹

かにみその美味しさは鮮度や時期によって変わりますが、蟹の種類によっても、味や性質が変わります。
これは、蟹が食べていたエサによって、かにみそも影響を受けるからです。
例えば、毛ガニは動物性のエサを食べます。
そのため、毛ガニから取れるかにみその味は濃厚です。
また、黄色やオレンジ色をしています。
一方、ズワイガニは雑食です。
海藻などを多く食べるので、かにみそは緑がかった色をしています。

ところで、すべての蟹のかにみそが美味しいわけではありません。
タラバガニは人気がある蟹で、好きな人も多いことでしょう。
しかし、タラバガニのかにみそは、量も少なく、加熱しても固まらず、しかも、生臭いのです。
そのため、タラバガニの場合、かにみそはボイルする前に抜かれていることがほとんどで、食べられていません。
かにみその美味しさを楽しむなら、毛ガニかズワイガニがおすすめです。

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かにみその美味しい食べ方

かにみそは、いろいろな食べ方がある奥が深い食材です。
ここでは、定番の食べ方から意外なアレンジ方法まで、かにみその美味しい食べ方を紹介します。

そのままで

まずは定番の食べ方。
蟹の甲羅をあけ、スプーンですくって、そのまま食べます。
かにみそ独特の濃厚さや磯の風味を、ぞんぶんに味わえる食べ方です。
ボイルした蟹のかにみそは火が通っているので、そのまま食べることができます。
他にも、軍艦巻きのように手巻き寿司の具材にしたり、ご飯に乗せてかにみそ丼にしたりして食べるのもおすすめです。

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甲羅焼き

かにみそがついたままの甲羅を、焼き網に乗せて焼く料理が甲羅焼きです。
甲羅焼きもかにみその食べ方としては定番中の定番で、お酒のつまみにとても合います。
焼き方は、弱火でじっくりと。
強火にすると焦げてしまいます。
焦げないように、様子を見ながら調理するのがポイントです。
かにみそに汁気がなくなりかけたら火を止めます。
スプーンですくって食べましょう。
また、甲羅焼きにしたかにみそは、カニ味噌ダレと呼ばれることもあります。
蟹の身につけて食べたり、キュウリなどにつけて食べたり、味噌ダレとして楽しむのも格別です。

甲羅焼きを食べ終わったあとは、甲羅酒も忘れずに。
かにみそが入っていた甲羅に、日本酒を注いで飲みます。
かにみその風味が楽しめて、絶品です。

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蟹をカニ鍋にして食べるときには、かにみそを鍋に一緒に入れて楽しむこともできます。
かにみその濃厚なコクがいかされ、深い味が出るのです。
独特な味や風味、食感のためにかにみそが苦手な人も、鍋に入れることで、かにみそを楽しむことができるようになります。
加熱をすることで、かにみその独特な癖がなくなるからです。
カニ鍋の締めには、雑炊をするのもおすすめ。かにみその濃厚な味が広がり、雑炊を何倍にも美味しくしてくれます。

かにみそはコクを出すので、応用編として、味噌汁に入れたり、ラーメンに入れたりしても楽しむことができます。

パスタ

パスタソースにかにみそを加えても、コクを出すことができます。
定番の蟹を使ったトマトソースのパスタに入れてもよいし、クリームソースとの相性もよいです。
かにみそがパスタソースの隠し味になり、いつもより高級感のあるパスタを楽しむことができます。
調理の際には、かにみそは焦げやすいので注意しましょう。
炒める場合も、かにみそは他の具材よりもあとから入れ、さっと炒めるだけで大丈夫です。
かにみそを使ったパスタは、ソースにコクがあるので、ランチはもちろんワインにも合います。

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グラタン

グラタンをつくるときに、かにみそをホワイトソースの隠し味にするのもおすすめです。
かにみその濃厚な香りとチーズ、ホワイトソースに使った牛乳との優しい味わいがマッチします。
蟹の甲羅を容器に使ったグラタンにすれば、見た目にも楽しくごちそう感も上がり、子供も大喜びです。

炊き込みご飯

炊き込みご飯にかにみそを入れるのも、おすすめです。
蟹の身で作る炊き込みご飯は定番ですが、そこにかにみそを調味料として入れるのは意外に感じる人も多いのではないでしょうか。
かにみそを入れると、他の調味料は必要ありません。
材料を混ぜて炊くだけ。
味付けいらずで簡単です。
かにみそのコクとうま味が全体にいきわたった、美味しい炊き込みご飯を味わうことができます。

炊き込みご飯は、子供からお年寄りまで、好きな人が多い料理ではないでしょうか。
また、加熱をするので、かにみそが苦手でいつもは食べない人も、楽しむことができます。
家族全員で、世代を問わず食卓を囲めるかにみその食べ方として、炊き込みご飯は特におすすめです。

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奥が深い「かにみそ」をぜひ味わってみよう

かにみそは蟹の脳ミソではなく、蟹の栄養とうま味、コクを集めた内臓の組織です。
かにの種類や季節によって味わいは変わりますが、さらに、料理の仕方によっても、さまざまな美味しさを楽しむことができます。
ところで、かにみそについて詳しくなったら、かにみそが食べたくなったのではありませんか。
この機会に、お取り寄せグルメやギフトとして、美味しい蟹を注文してみてはいかがでしょうか。